■自民党大敗を受けて、それでも私は、断固として、《石破政権》を支持する。私は、長いこと野党共闘による《政権交代》を支持・応援しいてきたが、今 、私は、《政権交代》より《石破自民党》による自民党内の政権交代を支持・応援する気持ちに傾いている。野田も玉木も嫌いだ。
■私は、石破茂総理大臣を、断固支持し、徹底擁護する。
◼私は、石破茂総理大臣を、断固支持し、徹底擁護する。
石破茂総理総裁の国民的人気が、イマイチだそうであるが、私はそうは思わない。それは、ネットウヨの馬鹿どもの願望を込めたバカ騒ぎにすぎない。昨日は、隣町に住む後期高齢者と、昼間から、鳥刺しと薩摩揚げを肴に、焼酎と缶ビールで、酒盛りをして盛り上がったが、石破茂の悪口は、一言も出なかった。終始、石破茂の奥さんは、格好いいね、可愛いね、慶応大学法学部の同級生だってね、という話ばかりだった。もちろん、石破茂が、反安倍、反アベノミクスで、苦節10年を貫いたということを、高く評価したことは言うまでもない。都市部のネットウヨのジーサン、バーサンたちとは、見る目が違うのだ。私は、石破茂に《長期政権》を望まない。《長期政権》とは、小泉純一郎政権や安倍晋三政権が象徴するように、《従米政権》《植民地主義政権》《奴隷従属政権》の別名である。米国の大統領のケツの穴を舐めるのが、《長期政権》の秘密である。岸田政権が、支持率急落により政権崩壊に至ったのは、その無様な姿が、国民の眼に、明らかになったからだ。ここ10年近く、石破茂は、自民党政治家としては、実質的に《生き埋め》(江藤淳)にされて来た。死んだも同然であった。石破派なるものも、解体に追い込められ、孤立無援の一匹狼として、どうにか生き延びて来たように思われる。石破茂には、《後ろから鉄砲を撃つ男》という誹謗中傷が、自民党議員たちから、投げ釣られて来た。安倍一強時代という特殊な政治構造の中で、石破茂だけが、《安倍批判》という批判精神を捨てることなく、堅持してきたからだろう。そういう、もうほとんど《死に体》に近かった石破茂が、いくつかの偶然や異変や幸運が重なったとはいえ、生き返り、総理総裁の椅子を手に入れた。石破内閣の人事は、《論功行賞》の気配が濃厚だという人も少なくないが、いいじゃないか、《論功行賞》でも。特に、総務大臣に就任した村上誠一郎には感動した。村上誠一郎については、『月刊日本』にもしばしば登場するので、よく知っている。しかし、政治力学的には、もう死んだ人と思っていた。石破茂の不屈な《政治的根性》を感じる。安倍晋三を《国賊》と呼んだ村上誠一郎。その村上誠一郎を、あえて総務大臣のポストに起用する。私は、これは、石破茂の玉砕覚悟の人事ではないかと思う。今の自民党政治家は、安倍長期政権時代に当選して来たイエスマンばかりである。石破茂は、地方で人気があると言われていたが、よくも生き返ったものである。石破茂は、長期政権など望む必要はない。総理総裁の椅子に座れただけでも、充分だろう。石破茂総裁誕生の瞬間、石破夫人の《驚き》と《喜び》の表情を見れただけでも、私は、満足だ。これが政治なのか。
■YouTube動画『 山崎行太郎チャンネル』を配信しました。テーマ、《桜井よしこの終焉》です。私は、『保守論壇亡国論』以来、一貫して 、《桜井よしこ》という《エセ保守》を批判してきましたが、ここに来て、いよいよ、化けの皮が剥がされたようです。 https://youtu.be/kqkt5rBaI3A?si=63i2-nML0WdK5hBo https://youtu.be/kqkt5rBaI3A?si=63i2-nML0WdK5hBo
■野田=小沢連合で政権交代は可能か?
■野田=小沢連合で政権交代は可能か?
昨日(9/23) 、立憲民主党党首選行われ 、野田佳彦が党首に選ばれ、立憲民主党を中心とする野党共闘による政権交代の可能性が高まってきた。もちろん、野田当選に協力した小沢一郎との連携、いわゆる《野田=小沢連合》を前提にしての話だが・・・。どういう形であれ、野田=小沢連合が成立すれば、自民党の総裁選どころの話ではなくなってくる。ながながと繰り広げられてきた自民党の総裁選も、確実と思われていた小泉進次郎が、失言や暴言で急速に失速、あるいはダークホース高市早苗が急上昇するなど、番狂わせの連続で、政治ショーとしては、それはそれで、なかなか面白いものだったが、今となってみると、所詮 、それも、《コップの中の嵐》でしかなかったとでもいうほかはない。自民党総裁に、そして日本の総理に、誰が選ばれるにせよ、自民党は、一喜一憂している場合ではないだろう。自民党は、新総裁の元で、目の前に迫っている政権交代、政権脱落の危機に立ち向かわなけれならない。まさに自民党は、解党 消滅の危機、つまり政治党派としての存亡の危機が迫っている。岸信介以来、安倍家三代が構築してきた自民党と統一教会の癒着問題、岸田文雄が露骨に体現してみせた米国隷属、米国属国主義、売国奴的植民地主義。これらは、簡単に払拭出来る問題ではない。自民党の存在意義に直結する問題だ。これらの問題に比べれば、《政治とカネ》の問題など、問題にも値しない。総裁選に一喜一憂している場合ではないだろう。野田佳彦が、真の政治改革は政権交代でしか達成出来ないと言ったのは、その意味で、正しい。