山崎行太郎公式ブログ『 毒蛇山荘日記』

哲学者=文芸評論家=山崎行太郎(yamazakikoutarou)の公式ブログです。山崎行太郎 ●哲学者、文藝評論家。●慶應義塾大学哲学科卒、同大学院修了。●東工大、埼玉大学教員を経て現職。●「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビューし、先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認めらlれ、文壇や論壇へ進出。●著書『 小林秀雄とベルグソン』『 小説三島由紀夫事件』『 保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』・・・●(緊急連絡) 070-9033-1268。 yama31517@yahoo.co.jp

2021-07-12から1日間の記事一覧

■商業誌としての文芸雑誌は滅びよ。全ての文芸雑誌が滅びた後に、文学は蘇るはずだ。ーー文芸雑誌撲滅論。 珍しく、ある文芸雑誌から20枚程度の原稿を依頼されたので、今、私は、文学や文芸雑誌というものに、昔ほど、関心や興味があるわけではないが、そうかと言って、まったくないわけでもないので、思いつくままに、文学や文芸雑誌に関する「個人的な感想」を書いてみることにする。「ある文芸雑誌」と言っても、いわゆる大手出版社の出している「文学界」や「新潮」などのような有名な文芸雑誌ではない。また「早稲田文学」や「三田文学」

■商業誌としての文芸雑誌は滅びよ。全ての文芸雑誌が滅びた後に、文学は蘇るはずだ。ーー文芸雑誌撲滅論。 珍しく、ある文芸雑誌から20枚程度の原稿を依頼されたので、今、私は、文学や文芸雑誌というものに、昔ほど、関心や興味があるわけではないが、そう…

■『月刊日本』連載中の『江藤淳とその時代』(6)に向けて〜。その原稿の下書き的メモです。 『江藤淳とその時代』(5)を、先日、どうにか書き終えました。「江藤淳の原点=十条時代」というテーマでしたが、枚数の限界もあり、書き足りなかったので、もう少し書き加えようと思います。江藤淳は、北区十条仲原3丁目1番地での生活を「穢土」と呼んでいます。この「穢土」という言葉には驚きますが、江藤淳が、この時代を、あるいはこの街を、どう見ていたか、どう感じていたか、あるいは、江藤淳自身の文学や学問にとって、どのように重要な

■『月刊日本』連載中の『江藤淳とその時代』(6)に向けて〜。その原稿の下書き的メモです。『江藤淳とその時代』(5)を、先日、どうにか書き終えました。「江藤淳の原点=十条時代」というテーマでしたが、枚数の限界もあり、書き足りなかったので、もう少し書…