山崎行太郎公式ブログ『 毒蛇山荘日記』

哲学者=文芸評論家=山崎行太郎(yamazakikoutarou)の公式ブログです。山崎行太郎 ●哲学者、文藝評論家。●慶應義塾大学哲学科卒、同大学院修了。●東工大、埼玉大学教員を経て現職。●「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビューし、先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認めらlれ、文壇や論壇へ進出。●著書『 小林秀雄とベルグソン』『 小説三島由紀夫事件』『 保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』・・・●(緊急連絡) 070-9033-1268。 yama31517@yahoo.co.jp

2021-12-03から1日間の記事一覧

■小林秀雄の『様々なる意匠』について。 小林秀雄の言う「意匠」とは思想、理論、イデオロギー・・・のことです。いわゆる思想体系です。主に「マルクス主義」という思想体系のことです。 小林秀雄は 、これを 、「自分で考えたものではない」と批判します。 一方で、マルクスやマルクス的思考を肯定します。マルクスは 自分で考えた人だからです。 小林秀雄は、マルクス主義やマルクス主義、マルクス主義者を批判します。 自分で考えたのではなく、他の誰かが考えた思想(たとえばマルクス主義 、保守主義、合理主義、新自由主義・・

■小林秀雄の『様々なる意匠』について。小林秀雄の言う「意匠」とは思想、理論、イデオロギー・・・のことです。いわゆる思想体系です。主に「マルクス主義」という思想体系のことです。 小林秀雄は 、これを 、「自分で考えたものではない」と批判します。 …

■小林秀雄の『様々なる意匠』について。 小林秀雄の言う「意匠」とは思想、理論、イデオロギー・・・のことです。いわゆる思想体系です。主に「マルクス主義」という思想体系のことです。 小林秀雄は 、これを 、「自分で考えたものではない」と批判します。 一方で、マルクスやマルクス的思考を肯定します。マルクスは 自分で考えた人だからです。 小林秀雄は、マルクス主義やマルクス主義、マルクス主義者を批判します。 自分で考えたのではなく、他の誰かが考えた思想(たとえばマルクス主義 、保守主義、合理主義、新自由主義・・

■小林秀雄の『様々なる意匠』について。小林秀雄の言う「意匠」とは思想、理論、イデオロギー・・・のことです。いわゆる思想体系です。主に「マルクス主義」という思想体系のことです。 小林秀雄は 、これを 、「自分で考えたものではない」と批判します。 …

■会沢正志斎の『新論』を読みながら、私が考えたこと。 後期水戸学派を代表する思想家の一人が会沢正志斎(あいざわ・せいしさい)であり、彼の主著が『新論』である。『新論』は、幕末の尊皇攘夷派の志士たちのバイブルであったらしい。つまり、幕末の志士たちは、会沢正志斎の『新論』を読んで、尊皇攘夷思想で理論武装していたらしい。なるほど、そうだろうなあ、と思う。ここには、水戸学派の思想の精髄が詰め込まれているといっていい。たとえば 、『新論』には「国体論」とか「神国」とかいう目新しい言葉も登場する。言葉(言語)は重要

■会沢正志斎の『新論』を読みながら、私が考えたこと。後期水戸学派を代表する思想家の一人が会沢正志斎(あいざわ・せいしさい)であり、彼の主著が『新論』である。『新論』は、幕末の尊皇攘夷派の志士たちのバイブルであったらしい。つまり、幕末の志士たち…