山崎行太郎公式ブログ『 毒蛇山荘日記』

哲学者=文芸評論家=山崎行太郎(yamazakikoutarou)の公式ブログです。山崎行太郎 ●哲学者、文藝評論家。●慶應義塾大学哲学科卒、同大学院修了。●東工大、埼玉大学教員を経て現職。●「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビューし、先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認めらlれ、文壇や論壇へ進出。●著書『 小林秀雄とベルグソン』『 小説三島由紀夫事件』『 保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』・・・●(緊急連絡) 070-9033-1268。 yama31517@yahoo.co.jp

日本国民による「竹中平蔵バッシング」が日本を救う。(笑)



日本国民による「竹中平蔵バッシング」が日本を救う。(笑)

竹中平蔵批判」や「竹中平蔵バッシング」が止まらない。当然であろう。どうも竹中平蔵本人も、少しづつそれを自覚し始めたようだ。竹中平蔵が、「人気回復」と「仲間集め」を目指して、今年、新年早々から始めた「Youtube動画」も、批判者が殺到し、コメント欄やGoodボタンを廃止したらしい。しかし、「竹中平蔵バッシング」は、竹中平蔵個人に留めていては失敗する。竹中平蔵には、「竹中一派」というか「竹中グループ」とでも言うべき怪しい人脈集団がいることを忘れてならない。スガもその一人である。小泉政権時代、竹中平蔵総務大臣だった頃 、スガは、部下にあたる総務副大臣だった。スガと竹中平蔵では、竹中平蔵が親分で、スガはその子分であったのだ。だから、今でも頭が上がらない。首相就任早々に、竹中平蔵と会食しているが、当然なのだ。「竹中平蔵大統領」と「スガ首相」(笑)。スガはその後、当時 、竹中平蔵の部下だった高橋洋一にも会っている。そして高橋洋一を「内閣府参与」に引き込んでいる。スガの周りには、竹中一派(小泉純一郎構造改革一派)が集結している。昨日、散歩がてらに駅前の本屋さんで、週刊誌を立ち読みしていたら、ほぼすべての週刊誌が「スガ・バッシング」だったが、その中に、「それでもスガの『改革 』を支持・応援する」と言っている馬鹿がいる。誰かと思って、前後を読んでみると、やはり竹中一派の「岸博幸(慶大教授)」だった。高橋洋一岸博幸とくれば、後は「原英史」だろう。と思いつつ、新刊書のコーナーを覗くと、ダボンのゴミクズの中に、『 スガノミクス』という恥ずかしいタイトルのクズ本があった。高橋洋一と原英史の共著と書いている。パラパラとめくっていくと「毎度、馬鹿馬鹿しいお笑いを一席・・・」というわけでもないのだろうが、単純素朴な「改革漫談」を繰り返している。「既得権益層」や「守旧派」の抵抗や反撃 、バッシングに立ち向かう・・・俺たち「構造改革一派」のヒーローだもんね・・・と少年漫画的ストーリー。馬鹿馬鹿しいので、別の本を、檸檬の代わりに、その上に乗せて来た。