■坪内隆彦氏が編集長をつとめる保守・右翼系の本格的思想雑誌『維新と興亜』最新号(6号)が届きました。私の連載『藤田東湖と西郷南洲』も三回目です。藤田東湖の『 弘道館記述義』を中心に書いています。是非、御一読ください。目の前の政治情勢論や国際政治学だけでは、保守・右翼思想は「堕落」「解体」「消滅」していくだけです。「情勢論」ではなく、「原理論」(古典や原書の研究)や「存在論」(思想や学問に命を賭ける)が必要です。もちろん、「情勢論」なき「原理論」も「存在論」も、空虚な学問や思想に陥るほかはない。私は、「情勢論、原理論、存在論」の三位一体を、自分の目標にしています。