山崎行太郎公式ブログ『 毒蛇山荘日記』

哲学者=文芸評論家=山崎行太郎(yamazakikoutarou)の公式ブログです。山崎行太郎 ●哲学者、文藝評論家。●慶應義塾大学哲学科卒、同大学院修了。●東工大、埼玉大学教員を経て現職。●「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビューし、先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認めらlれ、文壇や論壇へ進出。●著書『 小林秀雄とベルグソン』『 小説三島由紀夫事件』『 保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』・・・●(緊急連絡) 070-9033-1268。 yama31517@yahoo.co.jp

■「統一教会 」と「保守論壇」は、深く繋がっている、のではないか。 ネットウヨ雑誌『 wILL』と『HANADA』の背後には統一教会がいるのではないか。かつて「wiLL」の常連執筆者だった某女史によると、銀座の某所で、雑誌のスポンサーと政界フィクサーに会ったと言っている。金回りのいい怪しい人物たち。保守論壇こそ「統一教会 」とズブズブの関係にあったのではないか。私の書斎の本棚の片隅に、2008年8月発行の『wiLL』緊急増刊号、《 沖縄「集団自決」 狙われる沖縄》、がある。私は、作家の大江健三郎と曽野綾

■「統一教会 」と「保守論壇」は、深く繋がっている、のではないか(1)。

ネットウヨ雑誌『 wILL』と『HANADA』の背後には統一教会がいるのではないか。かつて「wiLL」の常連執筆者だった某女史によると、銀座の某所で、雑誌のスポンサーと政界フィクサーに会ったと言っている。金回りのいい怪しい人物たち。保守論壇こそ「統一教会 」とズブズブの関係にあったのではないか。私の書斎の本棚の片隅に、2008年8月発行の『wiLL』緊急増刊号、《 沖縄「集団自決」 狙われる沖縄》、がある。私は、作家の大江健三郎曽野綾子が絡んでいる、この「沖縄集団自決論争」あるいは「沖縄集団自決裁判」に、その末端の一員として深く関わっていたので、関係資料はほとんど処分したのだが、思い出として、これだけは、保存しておいたのである。「統一教会 」や「世界日報」の話題が出たとき、すぐ脳裏に浮かぶ人物が何人かいたが、その一人は 、最近、テレビに頻繁に出ている金沢大学教授=仲正昌樹だが、ちなみに、この仲正昌樹という元「統一教会信者 」は、私の勤務していた大学まで、誹謗中傷の電話をかけてくるゲス野郎だった(笑)。もう一人は、鴨野守であった。この鴨野守も、先日のNHK「クローズアップ現代」に「統一教会 」幹部として出ていたが、私には、沖縄集団自決論争の頃から馴染みのある名前だった。当時、「 保守論壇 」の主要メンバーとして、つまり「藤岡信勝の盟友」(?)として活躍していたからである。この緊急増刊号に、藤岡信勝鴨野守は、連名で、大江健三郎批判の論文を発表している。しかも、二人は、連れ立って、沖縄の現地にまで、「現地 調査」に出かけている。当時、鴨野守は「ジャーナリスト」を名乗っていたが、雑誌の略歴欄には、「世界日報編集委員」と書かれているから、藤岡信勝や雑誌の編集長(花田某)等が、「統一教会 」の工作員だと気づかなかったはずはない。(この稿、続く。)