■野田=小沢連合で政権交代は可能か?
昨日(9/23) 、立憲民主党党首選行われ 、野田佳彦が党首に選ばれ、立憲民主党を中心とする野党共闘による政権交代の可能性が高まってきた。もちろん、野田当選に協力した小沢一郎との連携、いわゆる《野田=小沢連合》を前提にしての話だが・・・。どういう形であれ、野田=小沢連合が成立すれば、自民党の総裁選どころの話ではなくなってくる。ながながと繰り広げられてきた自民党の総裁選も、確実と思われていた小泉進次郎が、失言や暴言で急速に失速、あるいはダークホース高市早苗が急上昇するなど、番狂わせの連続で、政治ショーとしては、それはそれで、なかなか面白いものだったが、今となってみると、所詮 、それも、《コップの中の嵐》でしかなかったとでもいうほかはない。自民党総裁に、そして日本の総理に、誰が選ばれるにせよ、自民党は、一喜一憂している場合ではないだろう。自民党は、新総裁の元で、目の前に迫っている政権交代、政権脱落の危機に立ち向かわなけれならない。まさに自民党は、解党 消滅の危機、つまり政治党派としての存亡の危機が迫っている。岸信介以来、安倍家三代が構築してきた自民党と統一教会の癒着問題、岸田文雄が露骨に体現してみせた米国隷属、米国属国主義、売国奴的植民地主義。これらは、簡単に払拭出来る問題ではない。自民党の存在意義に直結する問題だ。これらの問題に比べれば、《政治とカネ》の問題など、問題にも値しない。総裁選に一喜一憂している場合ではないだろう。野田佳彦が、真の政治改革は政権交代でしか達成出来ないと言ったのは、その意味で、正しい。