山崎行太郎公式ブログ『 毒蛇山荘日記』

哲学者=文芸評論家=山崎行太郎(yamazakikoutarou)の公式ブログです。山崎行太郎 ●哲学者、文藝評論家。●慶應義塾大学哲学科卒、同大学院修了。●東工大、埼玉大学教員を経て現職。●「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビューし、先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認めらlれ、文壇や論壇へ進出。●著書『 小林秀雄とベルグソン』『 小説三島由紀夫事件』『 保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』・・・●(緊急連絡) 070-9033-1268。 yama31517@yahoo.co.jp

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

⬛️犯罪は《時代》を映す鏡である。 31歳の孤独な青年が、四人を刺殺・銃殺した長野県中野市というところで おこった《 立てこもり事件 》は、不謹慎を承知の上で、敢えて言わせてもらうならば、とても面白かった。誰もいってないようだが、私は、ドストエフスキーの『罪と罰』を連想しながら、テレビ画面を見つめていた。もちろん、事件の細部は大きく異なっているが、ドストエフスキーの『罪と罰』も、二人の老婆を撲殺するところから始まっている。さらに事件の主人公が、《大学中退 》で 、《引きこもり 》がちな内向的な青年と

⬛️犯罪は《時代》を映す鏡である。31歳の孤独な青年が、四人を刺殺・銃殺した長野県中野市というところで おこった《 立てこもり事件 》は、不謹慎を承知の上で、敢えて言わせてもらうならば、とても面白かった。誰もいってないようだが、私は、ドストエフス…

■『ソクラテスの弁明 』を読みながら、《哲学》と《哲学研究 》の差異について考える(2) 何故、ソクラテスは死刑判決を受け、実際に死刑になったのか。それは、ソクラテスが、《哲学 》を実践し、実行したからだ。ソクラテスも、《哲学 》とはいっても、《哲学研究》にとどまっていたら、逮捕されることも、死刑判決を受けることもなかっただろう。では、《哲学 》と《 哲学研究 》は違うのか。違うとすれば、どこが、どう違うのか。この問題を考える時は、《文学 》と《 文学研究 》を比喩として参考材料にしてみれば、私の

■『ソクラテスの弁明 』を読みながら、《哲学》と《哲学研究 》の差異について考える(2)何故、ソクラテスは死刑判決を受け、実際に死刑になったのか。それは、ソクラテスが、《哲学 》を実践し、実行したからだ。ソクラテスも、《哲学 》とはいっても、《哲…

■『ソクラテスの弁明 』を読みながら、《哲学》と《哲学研究 》の差異について考える。 昔 、『ソクラテスの弁明 』を読んだ時、何がなんだか、よく分からなかったような気がする。最近、暇つぶしで、読み始めてみると、なかなか面白いということが、なんとなく、わかってきた。ソクラテスは《死刑》の判決を受ける。『ソクラテスの弁明 』の筆者・プラトンは、哲学ということを徹底すると、必然的に死刑にならざるを得ないのだ、と言いたかったらしい。哲学を徹底するとはどういうことか。《哲学する 》とは《考える 》ということ

■『ソクラテスの弁明 』を読みながら、《哲学》と《哲学研究 》の差異について考える。昔 、『ソクラテスの弁明 』を読んだ時、何がなんだか、よく分からなかったような気がする。最近、暇つぶしで、読み始めてみると、なかなか面白いということが、なんとな…

■『ソクラテスの弁明 』を読みながら、《哲学》と《哲学研究 》の差異について考える。 昔 、『ソクラテスの弁明 』を読んだ時、何がなんだか、よく分からなかったような気がする。最近、暇つぶしで、読み始めてみると、なかなか面白いということが、なんとなく、わかってきた。ソクラテスは《死刑》の判決を受ける。『ソクラテスの弁明 』の筆者・プラトンは、哲学ということを徹底すると、必然的に死刑にならざるを得ないのだ、と言いたかったらしい。哲学を徹底するとはどういうことか。《哲学する 》とは《考える 》ということ

■『ソクラテスの弁明 』を読みながら、《哲学》と《哲学研究 》の差異について考える。昔 、『ソクラテスの弁明 』を読んだ時、何がなんだか、よく分からなかったような気がする。最近、暇つぶしで、読み始めてみると、なかなか面白いということが、なんとな…

■緊急配信。「 YouTube動画 」=《ヒロシマ・サミットの馬鹿騒ぎをぶっ潰せ。》 https://youtu.be/A0R0VPpCuek 岸田よ、お前は、老いぼれ・バイデンの腰巾着か。植民地ゴッコ、奴隷ゴッコ、属国ゴッコも、いい加減にしろ。 ⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎ https://youtu.be/A0R0VPpCuek https://youtu.be/A0R0VPpCuek

■緊急配信。「 YouTube動画 」=《ヒロシマ・サミットの馬鹿騒ぎをぶっ潰せ。》 https://youtu.be/A0R0VPpCuek 岸田よ、お前は、老いぼれ・バイデンの腰巾着か。植民地ゴッコ、奴隷ゴッコ、属国ゴッコも、いい加減にしろ。 ⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎ https:…

■緊急配信。「 YouTube動画 」=《ヒロシマ・サミットの馬鹿騒ぎをぶっ潰せ。》 https://youtu.be/A0R0VPpCuek 岸田よ、お前は、老いぼれ・バイデンの腰巾着か。植民地ゴッコ、奴隷ゴッコ、属国ゴッコも、いい加減にしろ。 ⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎ https://youtu.be/A0R0VPpCuek https://youtu.be/A0R0VPpCuek

■緊急配信。「 YouTube動画 」=《ヒロシマ・サミットの馬鹿騒ぎをぶっ潰せ。》 https://youtu.be/A0R0VPpCuek 岸田よ、お前は、老いぼれ・バイデンの腰巾着か。植民地ゴッコ、奴隷ゴッコ、属国ゴッコも、いい加減にしろ。 ⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎ https:…

■江藤淳の『戦後と私を読む(3)。 岸田よ、いい加減にしろ。話は横道にそれるが、広島で、ヒロシマサミット、いわゆるG7のサミットが始まったようである。一方では、中国の西安(旧長安)で、反欧米サミット、いわゆる中国サミットが、一日早く始まったようである。むしろ、こちらの方が重要だろう。岸田は、日本人の屈辱の記念碑である原爆資料館とか現場ドームとやらを、サミットの目玉にしようとしているようだが、私個人は、日本人にとって屈辱の場所を売り混みにする自虐的姿勢とその精神が、気持ちが悪いから、いい加減にしろと言い

■江藤淳の『戦後と私』を読む(3)。岸田よ、いい加減にしろ。話は横道にそれるが、広島で、ヒロシマサミット、いわゆるG7のサミットが始まったようである。一方では、中国の西安(旧長安)で、反欧米サミット、いわゆる中国サミット(中央アジアサミット)が、一…

⬛️江藤淳『戦後と私』を読む(2). 江藤淳は『戦後と私』 で、《 故郷 》や《父》や《家》について、語りはじめている。《 故郷 》や《 父》や《 家》・・・。もっとも江藤淳に相応しくない事柄のように見える。特に、自分の《 故郷 》や《 父》や《 家》・・・。それまで、江藤淳が書いてきた「夏目漱石」も「小林秀雄」も、ともに《 東京生まれ 》で、《 故郷 》に縁のない文学者だった。小林秀雄には『故郷を失った文学』というエッセイさえある。もちろん江藤淳自身も《 東京生まれ 》である。江藤淳の批評的基

⬛️江藤淳『戦後と私』を読む(2).江藤淳は『戦後と私』 で、《 故郷 》や《父》や《家》について、語りはじめている。《 故郷 》や《 父》や《 家》・・・。もっとも江藤淳に相応しくない事柄のように見える。特に、自分の《 故郷 》や《 父》や《 家》・・・…

■江藤淳の『 前後と私』を読む。 江藤淳は、帰国後、アメリカ嫌いになり、《反米愛国主義 》的な言動をするようになったと思われているが、そうではない。江藤淳が、帰国後、まず始めたのは、自分を問い直すという作業だった。『アメリカと私』を筆頭に、『 日本文学と私』、あるいは『 文学と私』『 戦後と私』『 場所と私』などで、執拗に《私 》にこだわり、《 私とは何か 》を問いはじめる。実は、私が、江藤淳や大江健三郎を、同時代の文学者として、雑誌や新聞などに発表される文章を、自覚的に読みはじめるのは、この頃から

■江藤淳の『 前後と私』を読む。江藤淳は、帰国後、アメリカ嫌いになり、《反米愛国主義 》的な言動をするようになったと思われているが、そうではない。江藤淳が、帰国後、まず始めたのは、自分を問い直すという作業だった。『アメリカと私』を筆頭に、『 …

■江藤淳の『 前後と私』を読む。 江藤淳は、帰国後、アメリカ嫌いになり、《反米愛国主義 》的な言動をするようになったと思われているが、そうではない。江藤淳が、帰国後、まず始めたのは、自分を問い直すという作業だった。『アメリカと私』を筆頭に、『 日本文学と私』、あるいは『 文学と私』『 戦後と私』『 場所と私』などで、執拗に《私 》にこだわり、《 私とは何か 》を問いはじめる。実は、私が、江藤淳や大江健三郎を、同時代の文学者として、雑誌や新聞などに発表される文章を、自覚的に読みはじめるのは、この頃から

■江藤淳の『 前後と私』を読む。江藤淳は、帰国後、アメリカ嫌いになり、《反米愛国主義 》的な言動をするようになったと思われているが、そうではない。江藤淳が、帰国後、まず始めたのは、自分を問い直すという作業だった。『アメリカと私』を筆頭に、『 …

■YouTube動=山崎行太郎チャンネルを配線しました。テーマは 、《ネット右翼にも分かるマルクス主義入門。》 私が「 YouTube動画 」に興味ちはじめた頃、ネットウヨ系文化人とおぼしき二、三名が、マルクスやマルクス主義や共産主義・・・などについて、幼稚・素朴な批判、つまり知性のカケラもない誹謗中傷をおこなっているのを見て 、《ああ、これでは、日本もネットもダメだな》と思ったものだ。別にマルクスやマルクス主義をもっと尊敬しろとか、もっと勉強しろ、とか言いたいわけではなかったが、普通の日本人として、ち

■YouTube動=山崎行太郎チャンネルを配線しました。テーマは 、《ネット右翼にも分かるマルクス主義入門。》私が「 YouTube動画 」に興味ちはじめた頃、ネットウヨ系文化人とおぼしき二、三名が、マルクスやマルクス主義や共産主義・・・などについて、幼稚・素…

■YouTube動=山崎行太郎チャンネルを配線しました。テーマは 、《ネット右翼にも分かるマルクス主義入門。》 私が「 YouTube動画 」に興味ちはじめた頃、ネットウヨ系文化人とおぼしき二、三名が、マルクスやマルクス主義や共産主義・・・などについて、幼稚・素朴な批判、つまり知性のカケラもない誹謗中傷をおこなっているのを見て 、《ああ、これでは、日本もネットもダメだな》と思ったものだ。別にマルクスやマルクス主義をもっと尊敬しろとか、もっと勉強しろ、とか言いたいわけではなかったが、普通の日本人として、ち

■YouTube動=山崎行太郎チャンネルを配線しました。テーマは 、《ネット右翼にも分かるマルクス主義入門。》私が「 YouTube動画 」に興味ちはじめた頃、ネットウヨ系文化人とおぼしき二、三名が、マルクスやマルクス主義や共産主義・・・などについて、幼稚・素…

立憲・泉健太よ、解散・総選挙の前に辞任しろ。総選挙の結果待ちでは遅すぎる。後は、蓮舫と小西ひろゆきにまかせろ。泉健太よ、お前は、ネットウヨのアイドルにでもなれよ。

立憲・泉健太よ、解散・総選挙の前に辞任しろ。総選挙の結果待ちでは遅すぎる。後は、蓮舫と小西ひろゆきにまかせろ。泉健太よ、お前は、ネットウヨのアイドルにでもなれよ。

■《 山崎行太郎チャンネル》(YouTube動画 )を配信しました。今回のテーマは、《 渡部昇一と沖縄集団自決裁判と統一教会》・・・。 ⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ https://youtu.be/7jwmIj4eYhI 嘗て 保守論壇は、少数精鋭のエリート集団だった。しかし、三島由紀夫が去り、田中美知太郎、小林秀雄、福田恆存、江藤淳・・・が去り、その代わりに登場してきたのが、渡部昇一や桜井よしこ・・・。保守論壇は、二流、三流の有象無象が跋扈する《ドシロート集団》に

■《 山崎行太郎チャンネル》(YouTube動画 )を配信しました。今回のテーマは、《 渡部昇一と沖縄集団自決裁判と統一教会》・・・。 ⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ https://youtu.be/7jwmIj4eYhI嘗て 保守論壇は、少数精鋭のエリート集団だった。しかし、三…

⬛️緊急配信。《 YouTube動画 》=《桜井よしこと憲法改正と統一教会》配信しました。 ⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ https://youtu.be/59QaoDC3uYY 《桜井よしこ》は、統一教会シンパだろう。桜井のいう《憲法改正 》は、統一教会的な憲法改正。天皇と《韓鶴子総裁》の関係はどうなるのか。天皇は、《韓鶴子》(故・文鮮明?)の前で土下座するのか(笑)。頭の弱い《ネットウヨ 》は、憲法論議に口を出すな・・・。 ↓↓↓↓↓↓↓↓ https://yout

⬛️緊急配信。《 YouTube動画 》=《桜井よしこと憲法改正と統一教会》配信しました。 ⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ ︎⤵︎ https://youtu.be/59QaoDC3uYY《桜井よしこ》は、統一教会シンパだろう。桜井のいう《憲法改正 》は、統一教会的な憲法改正。天皇と《韓鶴…

■江藤淳『 マクリーンの手紙』を読む。 江藤淳に『 マクリーンの手紙』という短いエッセイがある。プリンストン大学で、「 日本文学史」を講義していた時の受講生で、いわゆる《教え子 》だったというビル・マクリーンからの手紙にまつわるエッセイであるが、このエッセイが、《大学教師》としての江藤淳を正確に、且つ生き生きと表現しているように思われる。上野千鶴子などは、江藤淳は、アメリカ留学時代、冷たい待遇を受けて、傷つき、それを契機に《 保守化 》し、《 反米主義 》になった・・・という主張のようだが、私は、その

■江藤淳『 マクリーンの手紙』を読む。江藤淳に『 マクリーンの手紙』という短いエッセイがある。プリンストン大学で、「 日本文学史」を講義していた時の受講生で、いわゆる《教え子 》だったというビル・マクリーンからの手紙にまつわるエッセイであるが、こ…

■江藤淳『 マクリーンの手紙』を読む。 江藤淳に『 マクリーンの手紙』という短いエッセイがある。プリンストン大学で、「 日本文学史」を講義していた時の受講生で、いわゆる《教え子 》だったというビル・マクリーンからの手紙にまつわるエッセイであるが、このエッセイが、《大学教師》としての江藤淳を正確に、且つ生き生きと表現しているように思われる。上野千鶴子などは、江藤淳は、アメリカ留学時代、冷たい待遇を受けて、傷つき、それを契機に《 保守化 》し、《 反米主義 》になった・・・という主張のようだが、私は、その

■江藤淳『 マクリーンの手紙』を読む。江藤淳に『 マクリーンの手紙』という短いエッセイがある。プリンストン大学で、「 日本文学史」を講義していた時の受講生で、いわゆる《教え子 》だったというビル・マクリーンからの手紙にまつわるエッセイであるが、こ…