2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧
■『王道アジア主義』の哲学的基礎《3》〜石原莞爾論〜石原莞爾は、若い頃、ドイツに二年以上留学し、西欧の軍事史を勉強している。『 最終戦争論』も、前半は、西欧の戦争を題材にして、戦争には、短期決戦型の《 決戦戦争 》と、長期戦型の《持久戦争 》の…
⬛️『王道アジア主義』の哲学的基礎《2》〜石原莞爾論〜《国柱会》とは、田中智学が、日蓮宗を土台に、新しく起こした宗教団体で、その主要思想は、《国柱会》という文字が示すように、《国の柱になれ!》という思想だ。宗教というのは、一般的に《個人主義》…
⬛️王道アジア主義の哲学的基礎〜石原莞爾論〜坪内隆彦氏の新著『木村武雄の日中国交正常化』《望楠書房》という本を読んでいるうちに、いろいろ、思いつくことがあったので、思いつくままに、感想を記しておきたい。《 日中国交正常化》は、田中角栄内閣の時…
⬛️山川方夫と江藤淳とサルトル。私が、山川方夫に強い関心をもつようになったのは、江藤淳を読むようになってからだった。江藤淳は、日比谷高校時代の友人安藤元雄が主宰する同人雑誌『PURETE』に発表した「マンスフィールド覚書」を読んだ『三田文学』…
⬛️山川方夫と江藤淳とサルトル。私が、山川方夫に強い関心をもつようになったのは、江藤淳を読むようになってからだった。江藤淳は、日比谷高校時代の友人安藤元雄が主宰する同人雑誌『PURETE』に発表した「マンスフィールド覚書」を読んだ『三田文学』…
⬛️江藤淳の「小林秀雄」論を読みながら考えたこと(4)。江藤淳と埴谷雄高-丸山眞男。江藤淳の「小林秀雄」論の背後には、《 60年安保》があるが、もっと具体的に言えば、埴谷雄高や丸山眞男等がいる。江藤淳は、「小林秀雄」論を連載しながら 、埴谷雄高や丸…
⬛️江藤淳「小林秀雄」論を読みながら考えたこと(3)。江藤淳は、いわゆる《 60年安保 》を、どのように受け止め、どのように対応し、そして、どのように総括してきたのだろうか。江藤淳は、最初から《60年安保 》闘争に批判的だったわけではない。江藤淳もま…
■以下は、在野の民族派右翼の畏友=松本洋三氏のFacebookからのシェアです。鋭い分析です。《 自由民主党はアメリカ合衆国日本総督府だった》と。江藤淳を思い出しました。我が師=江藤淳は米国留学後、プリンストン大学に教員として採用されていましたが、こ…
⬛️江藤淳「小林秀雄」論を読みながら考えたこと(2)。ところで、江藤淳が「小林秀雄」論を書いていた時代背景についても、少し考えてみたい。江藤淳も人の子である。時代から超越していたわけではない。江藤淳が「小林秀雄」論を書いていた時代は、いわゆる《…
⬛️江藤淳「小林秀雄」論を読みながら考えたこと(1)。江藤淳が「小林秀雄」論を書き始めた頃、小林秀雄は、《戦争協力者》的な扱いを受けて、《 戦争責任 》を追求される側にあった。小林秀雄の戦時中の発言や行動を見るまでもなく、それは当然のことだろう。…
■ネットウヨの溜まり場ー《虎ノ門ニュース》が番組打ち切りを発表・・・(笑)だとさ。残念だな〜。もっと頑張って、もっともっと、恥を晒して欲しかったのに。「 YouTube動画 」業界も、破産寸前のテレビ局の残党が流れ込み、「 YouTube動画 」が通俗化、定番化…
■「 YouTube動画 」を配信しました。ーテーマ《 習近平と安倍晋三》です。https://youtu.be/6pVDKGMKriAーーーーーーーーーーいつも、ご覧頂きまして、ありがとうございます。哲学者・文藝評論家=山崎行太郎の反論壇時評チャンネルです。『《胡錦濤》退場の真…
⬛️山川方夫とサルトル。 (以下は、近刊予定の『山川方夫伝ーあるマイナーポエットの生涯』の序論です。)私は、高校時代に、それとは知らずに、《山川方夫 》を読んだ。『文学界』という文芸雑誌に掲載された「煙突」という短編小説であった。戦時下、「病弱…