一昨日、一水会の木村三浩さんが中心の『 日本クルド友好会』の忘年会に参加してきた。場所は北区十条の駅前にあるレストラン。十条は、江藤淳が学生時代(日比谷高校と慶應大学)を過ごした街なので、江藤淳先生の弟子を自称し、しかも、現在、『 月刊日本』に江藤淳論を連載している私としては、ちょっと因縁のある街なのだ。
ところで、いつの頃からか忘れたが、川口や蕨周辺で、そこに住むクルド人の問題が、ネットウヨの間で持ち上がっているらしいという噂を、SNSなどで、しばしば耳目にするようになったが、私は別に関心もなかったのだが、私は、学生時代から、隣町の浦和というところに住んでいるので、次第に関心を持たざるを得なくなってきた。川口も蕨も、隣町で、古い街なので、私の行動半径のうちに入っているので、クルド人だけではなく、川口や蕨という街までが、誹謗中傷されるのを見ていると、あまり、いい気持ちがしない。おまけに、かなり昔から、私は、『 月刊日本』の編集長だった某氏等と、蕨駅や川口駅、あるいは赤羽駅の周辺の居酒屋で、打ち合わせや出版祝賀会など、個人的な飲み会を繰り返してきたので、もちろん一人で飲みに行くこともあるので、《おいおい、ちょっと待てよ》と言いたくなるのだ。たしかに、自民党や財界主導の《移民問題》には、私にも異論はある。しかし、《移民問題》や《移民政策》の問題を、クルド人や川口、蕨に限定し、そこに極限化して、物見遊気分で、《ヘイト・スピーチ》の馬鹿騒ぎを繰り返す、頭の弱い《ネットウヨ》の馬鹿どもには強い怒りを感じざるを得ない。《移民政策》や《外国人労働者》の問題は、ネットウヨの馬鹿どもの《御本尊》たる安倍晋三に責任の大半はあるはずだ。《安倍政治の総決算》こそが、今、やるべきことだろう。
(『 一水会』の木村代表と『 維新と興亜』編集長の坪内隆彦氏と。真ん中が小生。)