山崎行太郎公式ブログ『 毒蛇山荘日記』

哲学者=文芸評論家=山崎行太郎(yamazakikoutarou)の公式ブログです。山崎行太郎 ●哲学者、文藝評論家。●慶應義塾大学哲学科卒、同大学院修了。●東工大、埼玉大学教員を経て現職。●「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビューし、先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認めらlれ、文壇や論壇へ進出。●著書『 小林秀雄とベルグソン』『 小説三島由紀夫事件』『 保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』・・・●(緊急連絡) 070-9033-1268。 yama31517@yahoo.co.jp

2023-06-16から1日間の記事一覧

⬛️石原莞爾と田中智学と国柱会。《 『石原莞爾とその時代』 》 田中智学の宗教活動が、当時の日本人の感受性に、深く、激しい影響を与えたことは、宮澤賢治の例を見るまでもなく明らかである。そういう日本人の一人が石原莞爾だった。言うまでもなく石原莞爾は、文学者でも思想家でもなく、軍人である。軍人や政治家が 、宗教や思想に深入りする例はなくはないだろうが、そんなに多くはない。しかも、深入りの深度が、違うように思われる。私が、石原莞爾に関心を持つのは、その思想的深度のせいだ。石原莞爾や宮澤賢治が入信した井上智学の

■石原莞爾と田中智学と国柱会。《 『石原莞爾とその時代』 》田中智学の宗教活動が、当時の日本人の感受性に、深く、激しい影響を与えたことは、宮澤賢治の例を見るまでもなく明らかである。そういう日本人の一人が石原莞爾だった。言うまでもなく石原莞爾は…

⬛️石原莞爾と田中智学と国柱会。《 『石原莞爾とその時代』 》 田中智学の宗教活動が、当時の日本人の感受性に、深く、激しい影響を与えたことは、宮澤賢治の例を見るまでもなく明らかである。そういう日本人の一人が石原莞爾だった。言うまでもなく石原莞爾は、文学者でも思想家でもなく、軍人である。軍人や政治家が 、宗教や思想に深入りする例はなくはないだろうが、そんなに多くはない。しかも、深入りの深度が、違うように思われる。私が、石原莞爾に関心を持つのは、その思想的深度のせいだ。石原莞爾や宮澤賢治が入信した井上智学の

■石原莞爾と田中智学と国柱会。《 『石原莞爾とその時代』 》田中智学の宗教活動が、当時の日本人の感受性に、深く、激しい影響を与えたことは、宮澤賢治の例を見るまでもなく明らかである。そういう日本人の一人が石原莞爾だった。言うまでもなく石原莞爾は…

■田中智学と日蓮と日蓮宗。 日蓮の起こした反国家論という《闘う仏教》としての日蓮宗から、時代経過とともに《葬式仏教》に堕落しつつあった日蓮宗に、日蓮宗本来の《闘う仏教》の精神(反国家論)を吹き込んで、日蓮宗を再興しようよしたのが、田中智学であった。その《 戦う仏教 》としての日蓮宗を、葬式仏教に堕落した日蓮宗から脱退=離脱し、あらたに在野に活動の舞台を求め、その反国家論的な団体の名称も、日蓮の言葉から《 国柱会》と名付ける。私は、宮澤賢治や石原莞爾が、何故《国柱会 》に入会し、 何故《国柱会》の熱狂的

■田中智学と日蓮と日蓮宗。日蓮の起こした反国家論という《闘う仏教》としての日蓮宗から、時代経過とともに《葬式仏教》に堕落しつつあった日蓮宗に、日蓮宗本来の《闘う仏教》の精神(反国家論)を吹き込んで、日蓮宗を再興しようよしたのが、田中智学であっ…