2021-03-04から1日間の記事一覧
(本稿は、例によって、『 月刊日本』連載中の『江藤淳とその時代 』の下書きです。) 存在論としての漱石論(3) 江藤淳が標的にしているのは、主に吉田健一であるが、実は、文面には出てこないが、当時、慶應義塾大学英文科教授で、詩人だった西脇順三郎がいる…
■存在論としての漱石論(2)。 江藤淳の「批評」が、本質的、原理的、存在論的・・・だということは、どういうことだろうか。江藤淳は、漱石について、面白いことを言っている。文壇や文学研究者たちの世界で、一種の「常識」となっている「作品至上主義」とも…
『維新と興亜 』という雑誌があります。友人の坪内隆彦氏が編集長です。私も、『藤田東湖と西郷南洲 』を前号より連載しています。第五号が発売中です。内容は以下の通りです。Amazonやネットより、お求めください。定期購読者も募集中です。よろしくお願い…