山崎行太郎公式ブログ『 毒蛇山荘日記』

哲学者=文芸評論家=山崎行太郎(yamazakikoutarou)の公式ブログです。山崎行太郎 ●哲学者、文藝評論家。●慶應義塾大学哲学科卒、同大学院修了。●東工大、埼玉大学教員を経て現職。●「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビューし、先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認めらlれ、文壇や論壇へ進出。●著書『 小林秀雄とベルグソン』『 小説三島由紀夫事件』『 保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』・・・●(緊急連絡) 070-9033-1268。 yama31517@yahoo.co.jp

■大阪駅前雑居ビル火災と心療内科と大阪維新の会。 大阪で、24名以上の死者を出した雑居ビル火災の報道を見ていて、即座に、私は、「大阪維新の会」を連想した。しかも、「大阪市長」の松井一郎は、行方不明(?》の状態らしく、いまだに、マスコミの前には登場して来ないらしい。大阪駅前雑居ビルの大火災である。大阪市長や大阪府知事らが、無関係であるはずがない。「消防法」上は問題なかったらしいが、それですむ問題ではなかろう。大阪市や大阪府を政治的に支配・管理する「維新の会」は、橋下徹大阪府知事以来、公務員批判を繰り返し、

大阪駅前雑居ビル火災と心療内科大阪維新の会

大阪で、24名以上の死者を出した雑居ビル火災の報道を見ていて、即座に、私は、「大阪維新の会」を連想した。しかも、「大阪市長」の松井一郎は、行方不明(?》の状態らしく、いまだに、マスコミの前には登場して来ないらしい。大阪駅前雑居ビルの大火災である。大阪市長大阪府知事らが、無関係であるはずがない。「消防法」上は問題なかったらしいが、それですむ問題ではなかろう。大阪市大阪府を政治的に支配・管理する「維新の会」は、橋下徹大阪府知事以来、公務員批判を繰り返し、各種の公的組織を解体したり、縮小したりしてきたが、消防関係の組織縮小や人員削減はなかったのか、気にかかる。それにしても、「文通費100万円」などでは、朝から晩まで、マスコミに出まくっていた「維新の会」関係者だが、肝心な時に、特に大阪市長が、「行方不明」(?)とは、これ、いかに・・・。
ところで、「心療内科」とは何か。火災現場となった雑居ビル4fに入っていたのは、心療内科の「ビル診」だったらしいが、私には、心療内科と聞いて、「ピーン」と来るものがあった。「小泉・竹中改革」の頃から、心療内科と精神科の垣根が低くなり、実質的に同一化されている。60過ぎの初老の男に放火された、このクリニックも、例によって、繁盛していたらしいが、さらにマスコミの情報によると、院長の医師の評判もいいらしいが、私は、そこに疑問を感じるのだ。つまり、心療内科と精神科の垣根を取り払うことによって、心療内科という口当たりのいい、ソフトな病気の患者として、病気でない健康な人達まで、病院(ビル診)に殺到することになった。それが「小泉・竹中改革」以後の風景である。その結果、ホンモノの精神病患者が大量に発生し、正確に言えば、精神病患者が、「心療内科医」によって粗製濫造され、大量の「薬」が消費されることになった。つまり、病弱だが、実は健康な人間を「クスリ漬け」にすることによって、ホンモノの精神病患者が偽造されたのである。おそらく、この「ビル診」スタイルの小綺麗なクリニックにも、健康な擬似病人とホンモノの精神病者が混在していたはずである。そもそも精神科や精神病院が、大阪駅前の雑居ビルにあるということがおかしいだろう。