■『保守論壇亡国論』の頃。
何年前の記事(写真)だろうか。「 9年前 」と書いてあるが、もっとはるか昔のことのようにみえるが、『 保守論壇亡国論』刊行の頃だから、おそらくそういうことだろう。私が、『保守論壇亡国論』で問題にしたのは、当時の思想的に堕落した「保守論壇」や「保守思想家」、あるいは「保守系言論人」であった。私は、当時から、「保守思想」や「保守思想家」や「保守系文学者」を尊敬し、畏怖していた。たとえば、小林秀雄、福田恆存、田中美知太郎、三島由紀夫 、江藤淳などであった。しかし、私が『保守論壇亡国論』を書いた頃は、保守論壇や保守思想は、堕落し、劣化し、大きく変化していた。堕落、劣化の原因は何処にあるのか。私は私なりに、考えて、『保守論壇亡国論』を書いたのである。「統一教会 」などには触れていない。問題を、社会問題にしたくなかったのである。私は、あくまでも「思想問題」として、分析してみたかったのである。私は、桜井よしこや西部邁、渡部昇一、中西輝政・・・らを厳しく批判している。