■久しぶりに毒蛇山荘を出て鹿児島市内へ。
いつものように、毒蛇山荘近くの徒歩5分のバス停から出発、鹿児島中央駅前で下車。少し早かったので、前から気になっていた古色蒼然とした古民家カフェ風のジャズ喫茶に入る。外見は幽霊屋敷風の喫茶店だが、中は意外に雰囲気が良い。ワインを飲みながら高校野球決勝戦を、スマホで観戦。珍しく慶應義塾高校が、大量リード。そのまま慶應が勝ってしまった。僕と同世代らしい年老いたマスターが、《 慶應が勝って良かったですね 》とニッコリ笑っている。アレ、分かっていたのかな。どうして(???)。あまり深く考えることはやめて、五時半に、待ち合わせ場所の「 薩摩の群像」前へ。今日は、川原さん、上原さん、中島くん等と、暑気払いの飲み会。川原さんはガン闘病中。余命数ヶ月の《ステージ4》のガン宣告を受けてから、もうすぐ三年になるそうだ。全快とまでは行かないようだが、まずは病気快復と健康を祝してビールで乾杯。後は例によって芋焼酎。料理も美味しかったが、そのせいか、若い女性客の多い居酒屋だった。健康と《気 》の話になる。よく《 気をもらう 》というが、それは、本当のようだ。朝早く起きて、朝日を拝む。城山の展望台広場で、ラジオ体操、そして桜島に上る朝日を拝顔。大木に触る。それが川原さんの日課らしい。そうすることで、宇宙のエネルギーとともに、生命の原点とも言うべき《 気をもらう》のだ。西洋近代医学も大事だろうが、それを超えた《 気をもらう》という思想も、健康にとって、重要だろう。川原さんの闘病体験談から学ぶことは少なくない、と思う一夜だった。