山崎行太郎公式ブログ『 毒蛇山荘日記』

哲学者=文芸評論家=山崎行太郎(yamazakikoutarou)の公式ブログです。山崎行太郎 ●哲学者、文藝評論家。●慶應義塾大学哲学科卒、同大学院修了。●東工大、埼玉大学教員を経て現職。●「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビューし、先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認めらlれ、文壇や論壇へ進出。●著書『 小林秀雄とベルグソン』『 小説三島由紀夫事件』『 保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』・・・●(緊急連絡) 070-9033-1268。 yama31517@yahoo.co.jp

■ガリ勉受験秀才たちの《成れの果て》が哀れだ。・・・。 「 YouTube動画 」の《日経テレ東大学 》が、本社側(日本経済新聞)からのクレームによって、《打ち切り 》だそうです。ざまーみろ、とでも言いたところだが・・・。《打ち切り》とは、驚きである。「 ひろゆき」と「成田悠輔」を前面に立てて、100万人もの視聴者を集めて、ネットウヨ界隈で人気があったらしいが、あまりに、お下品。デイレクターの高橋広樹jは退社とか。私は、まだ誰も批判しない時に、この《日経テレ東大学 》という「 YouTu

■■《ガリ勉受験秀才》たちの《成れの果て》が哀れだ・・・。

YouTube動画 」の《日経テレ東大学 》が、本社側(日本経済新聞)からのクレームによって、《打ち切り 》だそうです。ざまーみろ、とでも言いたところだが・・・。《打ち切り》とは、驚きである。「 ひろゆき」と「成田悠輔」を前面に立てて、100万人もの視聴者を集めて、ネットウヨ界隈で人気があったらしいが、あまりに、お下品、おそ松。ディレクターかプロデューサーの高橋広樹jは退社だとか。私は、まだ誰も批判しない頃に、この《日経テレ東大学 》という「 YouTube動画 」を徹底批判しておいたが。お前たちは竹中平蔵の二番煎じ三番煎じであって、新自由主義グローバリズム、ディープステートの手先(ピエロ)だろう、と。そもそも《成田悠輔 》は、《エール大学助教授 》という《天才キャラ 》で売り出していたが、厳密に言うと 《エール大学助教授》というものは存在しない。実際は、《 エール大学助手 》か《エール大学助教 》でしかなかった。助教授はAssistant professorで、助手か助教のこと。准教授はAssociate Professorである。日本では、昔から
Associate Professorを
助教授 》という名称で呼ぶことが定着していた。しかし、外国では、助教授はAssistant professorであって、実際は《助手 》か《助教 》のことであり、一人前の大学教員ではない。この不具合について自覚的になった文科省が、従来の《助教授 》を廃止し、《准教授 》に名称変更したのである。成田悠輔は、知らなかったはずはない。知っていて、《助教授 》という言葉(肩書き)を使っていたのである。「文藝春秋 」や「文学界 」でも、《成田助教授 》となっているが、明らかに《詐欺》である。別にたいした問題ではないが、日本人の無知につけこんだ《 詐欺 》であることに変わりはない。成田悠輔は既に30代後半である。30代後半と言えば、もう立派な社会人である。会社や大学、文学芸術の専門分野で、それなりの地位を得て、それ相応に、第一線で、活躍しているはずである。成田悠輔は、経済学が専門で、《経済学者 》だと言っているが、どういう業績があるのだろうか。まったく見えてこない。《 東大卒》と《エール大学助教授》という肩書きで、日本の芸能ジャーナリズムや、エセ・アカデミズムで、《天才気取り》で、悪巫山戯に励んでいるだけであるようにしか見えない。一方に、これまた東大大学院博士課程修了の国際政治学者の《 三浦瑠麗事件 》が起きている。私は、三浦瑠麗は評価するが、成田悠輔は、まったく評価しない。《 ガリ勉受験秀才の末路 》が垣間見える。今からでも遅くない。本来の学問(経済学)をちゃんと勉強しろ。私の尊敬する学者や思想家、文学者たちは、《30代後半 》で、既に大学者、大思想家、大文学者だった。成田悠輔を見ていると悲しくなる。《天才》どころか、《ガリ勉受験秀才の成れの果て 》という感じしかしない。冗談半分に、同類をあげておく。中野信子宮台真司茂木健一郎、落合陽一・・・。あげれば霧が無い。政界にも、玉木雄一郎を筆頭に、この種の《ガリ勉受験秀才の成れの果て 》があふれているが、今さら、言うまでもない。《ガリ勉受験秀才》が通用するのは、せいぜい、30ぐらいまでだろう。それから後は、地力勝負である。30以後では、《ガリ勉受験秀才》といえども、中卒や高卒 、二流三流大卒のホンモノの《 実力者 たち》と闘わなければならない。