山崎行太郎公式ブログ『 毒蛇山荘日記』

哲学者=文芸評論家=山崎行太郎(yamazakikoutarou)の公式ブログです。山崎行太郎 ●哲学者、文藝評論家。●慶應義塾大学哲学科卒、同大学院修了。●東工大、埼玉大学教員を経て現職。●「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビューし、先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認めらlれ、文壇や論壇へ進出。●著書『 小林秀雄とベルグソン』『 小説三島由紀夫事件』『 保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』・・・●(緊急連絡) 070-9033-1268。 yama31517@yahoo.co.jp

■アドルフ・ヒットラーは間違っていなかった・・・のではないか。 私は、昔から、大きな声では言えないが、ヒットラーが嫌いではなかった。《 嫌いではなかった》というより《大好き》だった。私は《 思考力》を鍛えるためにヒットラーの『 我が闘争』やヒットラー関係の文献を読んでいた。つまり、私は、周りの小市民的常識論、プチブル的センチメンタリズム、井戸端会議的な倫理や道徳が大嫌いだった。そういう私にとって、ヒットラーは絶好のテキストだった。ところで、今、あらためて、アドルフ・ヒットラーは、間違っていなかったの

■アドルフ・ヒットラーは間違っていなかった・・・のではないか。

私は、昔から、大きな声では言えないが、ヒットラーが嫌いではなかった。《 嫌いではなかった》というより《大好き》だった。私は《 思考力》を鍛えるためにヒットラーの『 我が闘争』やヒットラー関係の文献を読んでいた。つまり、私は、周りの小市民的常識論、プチブル的センチメンタリズム、井戸端会議的な倫理や道徳が大嫌いだった。そういう私にとって、ヒットラーは絶好のテキストだった。ところで、今、あらためて、アドルフ・ヒットラーは、間違っていなかったのではないか、と思う。ヒットラーが間違っていたのは、戦争に負けたことだけではなかったのか。私は、高校生の頃から小林秀雄の『 ヒットラーと悪魔』を愛読=熟読しているから、ヒットラードストエフスキーの『 悪霊』のスタヴローギンを同等に評価する思考習慣が身についている。さらに言えば、三島由紀夫の『 我が友ヒットラー』も愛読書の一つだ。何故、小林秀雄三島由紀夫のような日本文化を代表する知性が、ヒットラーに興味を持ったのか。