■『 沖縄集団自決論争 」始末記(1)…大江健三郎『 沖縄ノート』を読みながら…。
『安倍元首相銃殺事件』以後、統一教会問題という戦後史の闇が、政界や論壇、ジャーナリズムを巻き込んで、暴かれようとしているが、私に限って言えば、「統一教会 」と自民党政治家の問題というよりは、「統一教会 」と「 保守論壇 」や「保守ジャーナリズム」の関係の方に、関心がある。つまり、保守論壇や保守思想と「統一教会 」の関係という問題である。もっと具体的に言えば、沖縄集団自決論争や沖縄集団自決裁判問題における「統一教会 」の役割という問題である。私は、ある時期、沖縄集団自決論争という問題に、かなり熱心に取り組んだことがある。むろん、誰に頼まれたわけでもない。原稿依頼があったわけでもない。私は、私の趣味と興味から、それこそ、真面目な受験生のように、徹夜を繰り返しながら取り組んだのである。そして、私は、思いつくままに、ネットやブログ、メルマガなどに、沖縄集団自決論争に関する雑文を、書き散らした。一部は書籍などに発表しているが、消えてなくなる前に、この機会に、まとめておきたいと思った。いずれ書籍化したいとも思っている。書籍化する時のタイトルも決まっている。『 「 沖縄集団自決論争』始末記』である。