山崎行太郎公式ブログ『 毒蛇山荘日記』

●哲学者=山崎行太郎の公式ブログです。 ●山崎行太郎 (やまざき、こうたろう) ●作家、哲学者、文藝評論家。 ●慶應義塾大学哲学科卒、同大学院修了。 ●東工大、埼玉大学、日大芸術学部教員を経て現職。 ●「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビューし、先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認めらlれ、文壇や論壇へ進出。 ●著書『 小林秀雄とベルグソン』『マルクスとエンゲルス』『 小説三島由紀夫事件』『 保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』 ● yama31517@yahoo.co.jp

■日比谷高校時代の江藤淳について。(『江藤淳とその時代 (5)』) 作家の坂上弘は、日比谷高校時代の江藤淳の後輩になる。江藤淳が三年の時 坂上弘は一年生だったらしい。坂上弘も、学生大会での江藤淳のこと覚えているという。 《 》




■日比谷高校時代の江藤淳について。(『江藤淳とその時代 (5)』草稿)

作家の坂上弘は、日比谷高校時代の江藤淳の後輩になる。江藤淳が三年の時
坂上弘は一年生だったらしい。坂上弘も、学生大会での江藤淳のこと覚えているという。
《 が、私たち後輩をもっともおどろかせたのは、生徒会での理路整然たる雄弁だった。彼は 、いつも戦災でくずれかかった大講堂の一番上から手を上げ、壇上まで駆け下りてきた。江頭淳夫少年一人に、左翼がかった自治会少年や教師たちが、その弁舌で蹂躙されていた。これはその後語らい草になっていた。》()