⬛️今日は、新宿某所で、加賀乙彦賞授賞式でした。
岳真也、三田誠広、藤沢周が選考委員。授賞は、四方田犬彦さんの『戒厳』。25歳で、《日本語教師 》として韓国にわたった時の話が土台の小説。三田さんが講評のあいさつ。やっぱり三田さんはすごいね。賞金なしの《加賀乙彦賞》。《貰ってくれるかどうかが心配だった》、と。受賞を喜んで承諾した四方田犬彦さんもえらい。四方田犬彦さんは、私などより5、6歳年下だが、その登場は強烈だった。映画評論や中上健次論、アジア文化論など・・・。現在、70歳だそうだが、相変わらず、挑戦的、刺激的な文章を書き続ける四方田犬彦さんもすごい。藤沢周さんとは久しぶり。藤沢周さんが、《図書新聞 》の編集者だった頃は、頻繁に会っていたが、《小説家》になって以後、会っていなかった。忘れているじゃないかと思っていたが、ちゃんとおぼえてくれていた。ありがたい。